Point1 デザイン
露出の少ないシンプルなものを
ワンピース、スーツ、アンサンブル(ワンピーススーツ)やパンツスーツなどのアイテムで、肌の露出を控えたシンプルなデザインのものを選びましょう。身体のラインを強調しすぎないよう注意しましょう。
襟元は肌の露出が多くならないように詰まったもの、袖は長袖が基本ですが、夏の暑い時期はひじが隠れる6分袖や7分袖のものでも大丈夫です。
6分袖や7分袖、ひじの出る短めの袖のワンピースに長袖のジャケットのアンサンブルでしたら脱ぎ着ができるので、冷房の効いた場所や様々な季節に対応することができて便利です。
フォーマルのスカート丈はひざの見えない丈が基本で、ひざ丈からくるぶし丈のものがあります。一般的にはひざ丈からふくらはぎの中間の丈のものが選ばれることが多いです。
ひざ丈のものを選ぶ際には、立っているときにひざが隠れていても座ると出ることがあるので座った時にもひざが隠れる丈を選びましょう。
最近では若い人向けのデザインで、丈の短いデザインのものもあります。マナーを意識しつつご自分の雰囲気に合わせてお選び頂き、座った際にひざが出る場合はハンカチなどでさりげなく隠すと良いです。
スリットは適度に入っているものであれば動きやすい利点もあり問題ありませんが、深く入っているものは避けましょう。
Point2 素材
黒無地だからこそ素材や色見を吟味して
フォーマルウェア専用に染め上げた黒無地や地味目の織り柄を使用したものを選びましょう。
上下同じ素材と色の組み合わせであることも大切です。
光沢や透け感があるものは避けるのが基本ですが、上品なサテン素材の光沢の部分使いなどであれば(リボンやふちどりなど)問題ありません。
透け感のあるシフォン素材も袖のみなどの部分使いであれば女性らしい優しい印象を演出してくれます。シフォン素材を着用する際はインナーにも気を付けましょう。マナーを意識しつつご自分の雰囲気に合わせてお選び頂き、座った際にひざが出る場合はハンカチなどでさりげなく隠すと良いです。
スリットは適度に入っているものであれば動きやすい利点もあり問題ありませんが、深く入っているものは避けましょう。
Point3 コート
華美でないデザインや色味のものを
冬の弔事では、屋外など気温の低いところで待つこともありますので、黒のコートも用意してあると安心です。
コートは、お焼香や出棺の際には脱ぎます。
黒を持っていない場合、紺やグレーなど地味な色味のものでも構いません。
地味な色味のものでも殺生をイメージする毛皮や皮のコート、カジュアルなデザインのものやダウンジャケットなどは避けましょう。
Point4 アクセサリー
アクセサリーは真珠が一般的
基本は結婚指輪以外のものははずしましょう。
付ける場合は、真珠の一連のネックレスや真珠の一粒イヤリング(ピアス)にとどめ、華美にならないようにましょう。真珠の色は黒、グレー、白で粒のサイズは8mm以内くらいのものが一般的です。
腕時計は、大振りなものや、ゴールドを使ったもの、カジュアルなものは浮いてしまうのではずしてバッグにしまっておくか、付けるなら光沢のない黒や茶色の皮の細いベルトや、シルバー(鏡面仕上げではないもの)の腕時計など落ち着いたものを選びましょう。
Point5 小物
バッグは黒で小型で光沢のないシンプルなデザインのものを選びましょう。
素材は布製がベストですが、カーフやスウェード素材でも構いません。目立つ金具や装飾があるものは避けましょう。 荷物が増えた場合、備えに黒のシンプルなサブバックを忍ばせておくと便利です。
傘やハンカチなども黒でシンプルなデザインのものをそろえましょう。黒がない場合は、紺やグレーでも問題ありません。ハンカチは黒、紺、グレー以外に白いものでも大丈夫です。
ハンカチは大きめを用意しておくと座ってひざが出てしまった際隠すことができるので便利です。
香典は袱紗に包んで持参するのが礼儀にかなっています。袱紗を使用することで水引のくずれや袋にしわを作ることを防止するだけでなく弔事などの儀式を重んじる礼儀の姿勢の表れになります。弔事用の袱紗の色は、緑、藍(青)、グレーなどが一般的で、「紫」は慶事・弔事両方で使用できるのでおすすめです。
念珠は宗教、宗派によって使う使わないがあり、種類も異なります。
念珠は弔事に参列の際持っていなくても失礼にあたるものではなく、異なる宗派の念珠をを持っていっても問題はないようですが、宗派を問わず使用できる1重の略式数珠をひとつ持っていると便利です。
(※当店で販売している念珠は全て「略式念珠」です。)
Point6 靴&ストッキング
露出いシンプルな靴に黒いストッキングを
マナーを意識しつつご自分の雰囲気に合わせてお選び頂き、座った際にひざが出る場合はハンカチなどでさりげなく隠すと良いです。
スリットは適度に入っているものであれば動きやすい利点もあり問題ありませんが、深く入っているものは避けましょう。